外国語を学習している方であれば、学びたい外国語の言語を使っている人とマッチングしてその言葉で学習をすすめるマッチングアプリであるHallotalk(ハロートーク)というものがあります。
実はこのアプリを利用している人の中で、詐欺と思われる勧誘が発生している事例があります。
このページでHallowtalkを使った詐欺の事例と、注意すべきポイント、詐欺にあった場合の対応方法についてお伝えします。
目次
Hallotalk(ハロートーク)とは
まず、Hallowtalk(ハロートーク)とはどのようなものか確認しましょう。
Hallotalk(ハロートーク)とは
Hallotalk(ハロートーク)とは、語学学習用のマッチングアプリで、自分がネイティブで話す言語と学びたい言語を設定して、同じく自分がネイティブで話せる言語を学びたい人で自分が学びたい言語をネイティブで話せる人とマッチングして、対話の中で語学力を磨いていこうというSNS機能を持つアプリです。
例えば、自分が日本語がネイティブであり英語を学びたいと考えている場合に、英語がネイティブで日本語を学びたいと考えている人とマッチングして、やりとりをしていく中でメッセージを添削してもらうなどして、語学力をつけられることになります。
世界中の人が利用している
このHallotalk(ハロートーク)ですが、世界中の人が利用しているので、ありとあらゆる言語の知り合いをアプリを通じて作ることが出来ます。
そのため、英語・フランス後などのメジャーな言語のみならず、マイナーな言語の人ともマッチングすることができます。
学ぶというよりも友達を作る感覚で続けやすい
言語の学習というとどうしても「勉強!」と構えてしまうことも多いのですが、Hallotalk(ハロートーク)はマッチングした相手と交流を楽しむ中で言語学習が可能です。
そのため、勉強と意気込むのではなく、交流を楽しむことができて続けやすいという特徴があるようです。
Hallotalk(ハロートーク)などのマッチングアプリで見られる詐欺
Hallotalk(ハロートーク)は語学学習用のマッチングアプリですが、他の恋人や結婚相手を探すマッチングアプリを利用した詐欺が多発しています。
どのような詐欺なのかを確認してみましょう。
FX・仮想通貨・オンラインカジノなどのサイトに誘導され支払うとお金が帰ってこない
国民生活センターなどからも注意喚起が行われているように、マッチングアプリを通じて、FXや仮想通貨・オンラインカジノなどへの登録・入金を促され、お金が帰ってこないケースがあります。
マッチングした外国人とHallotalkなどを通じて仲良くなってメッセージを頻繁にかわすようになると、その外国人が「実はこういったものでお金を稼いでいる」、と伝えてきて、一緒にお金を稼がないか?と誘ってくることがあります。
これらの中には、アフィリエイトといって、紹介した人に一定の報酬が入るものもあるので、全てが詐欺であるとはいえません。
しかし、マッチングアプリを介して登録・入金を促すものについては、運営主体が不明確なものや、ロゴなどの知的財産を無断で盗用して入金だけをさせるものなどがあります。
こういったものを利用した結果、入金した額が帰ってこなくなる、運用して儲けているにもかかわらずお金を取り戻すことができない、入力した個人情報を悪質なことに利用される、といったことが発生します。
そして、そのまま対話をしていた人とも連絡がとれなくなるのです。
国際ロマンス詐欺
外国人とマッチングするもので詐欺に気をつけるべきものとして国際ロマンス詐欺があります。
国際ロマンス詐欺とは、外国人を名乗る相手が、マッチングアプリなどでアプローチしてきて、恋愛関係になったり結婚しようと迫る中、何らかのトラブルでお金が必要であると依頼し、お金を払ってしまうとお金もかえってこず、相手とも連絡がとれなくなることになるものです。
よく報告されるトラブルの例としては、
- 日本に送った荷物が没収されて取り戻すのに多額のお金が必要
- 途中の空港で拘束され身柄の解放に多額のお金が必要
- 親族が病気で治療に多額のお金が必要
国際ロマンス詐欺は、恋人や結婚相手を探すマッチングアプリでよく問題になるものなのですが、Hallotalkでも最初は語学学習の積もりでやりとりをしている中で、徐々に交際や結婚などをしたいと言い出すケースが否定できません。
Hallotalk(ハロートーク)で詐欺に合わない方法・被害にあった場合の対処法
Hallotalk(ハロートーク)で詐欺に合わない方法と、実際に被害にあってしまった場合の対処法について確認しましょう。
被害にあわないためには怪しいサイトには登録しない
被害にあわない最大の方法は、怪しいサイトへの登録などを促された場合には絶対に登録しないことです。
これらは、日本語サイトのようで日本語がめちゃくちゃだったり、運営主体の明記がないなどして、冷静に見れば登録しません。
そこを人情で登録を迫るわけですから、詐欺であるということを真っ先に疑うようにしましょう。
被害にあった場合には早めに弁護士に相談
もし被害にあった場合には早めに弁護士に相談しましょう。
相手が入金先の相手が国内の場合には、銀行口座の凍結を依頼して、凍結した銀行口座の中から被害者で按分して被害の回復をしてもらえることがあります。
また、外国口座を利用しているような場合、その国の金融犯罪に関する機関を通じて、お金を取り戻せることがあります。
どちらにしてもスピード勝負なので、早めに弁護士に相談を行って着手してもらいましょう。
まとめ
このページでは、Hallotalkを使った外国人による詐欺のケースについてお伝えしました。
もし被害にあった場合には、なるべく早く横山法律事務所のような、国際的な詐欺事案に詳しい弁護士に相談してみましょう。