暗号資産とも呼ばれ、今や数多くの種類が存在する仮想通貨。
近年、国際ロマンス詐欺などを発端とした仮想通貨詐欺が横行しているといわれています。
そんな仮想通貨詐欺の手口の多くが、「詐欺サイト」に誘導するといったもので、ターゲットはそれに気がつかず騙されてしまうといった傾向が多いようです。
ここでは、仮想通貨の手口でよく利用されている詐欺サイトについて解説していきましょう。
目次
仮想通貨の詐欺サイトとは？
仮想通貨における詐欺サイトとは、実際に存在していない仮想通貨の取引ができるサイトのことです。
「必ず儲かる」といった甘い謳い文句でターゲットを勧誘し、仮想通貨の詐欺サイトへ誘導。
そこで金銭を騙しとるといったパターンが仮想通貨詐欺では一般的です。
仮想通貨の詐欺サイトは大手サイトを模したものや、全く新しくつくられているものなどさまざま。
素人には一見、嘘か本当か見分けがつかないため、誘導されたURL先を信じ込んで騙されてしまうわけです。
仮想通貨詐欺の手口
詐欺師が仮想通貨の詐欺サイトへ誘導する手口などについてまとめました。
- 国際ロマンス詐欺などが発端
- 信頼させて詐欺サイトへ誘導
- 金銭を騙しとる手口
それぞれ解説していきましょう。
国際ロマンス詐欺などが発端
仮想通貨詐欺の多くは国際ロマンス詐欺が発端といわれています。
国際ロマンス詐欺は、言語学習アプリ、マッチングアプリ、SNSなどを介し、架空の外国人に装った人物が日本人に求愛してくることで始まります。
相手が信頼した頃を見計らい、詐欺サイトへの誘導を始めます。
信頼させて詐欺サイトへ誘導
詐欺師は、ターゲットの日本人が信頼した頃に投資話を持ちかけ始めます。
- 結婚資金を貯めるために仮想通貨に投資しよう
- 絶対に儲かる取引のサイトがある
- 知り合いが金融アナリストで必ず儲かるから投資してほしい…など
ターゲットの日本人はすでに相手に骨抜きにされていることから、何も怪しまず詐欺師から送られてきたURLをクリック。
詐欺師の誘導のもと、海外の口座に送金をしてしまうわけです。
金銭を騙しとる手口
詐欺師はまずターゲットを信頼させ、海外口座などに送金させます。
詐欺サイトは裏でいくらでもコントロールできるため、最初は勝ち続けるように見せてターゲットを安心させます。
より多くの額を投資すれば倍増するなど甘い言葉で誘導し、さらに高額な金銭を要求。
数百万円といった送金を終えた後、出金したいというと突然連絡が途絶える、または出金には多額の税金がかかるなどと伝え、この時点でターゲットも詐欺にあったことを気がつくのです。
詐欺サイトはどんなサイト？
仮想通貨詐欺に引っかからないためには、そもそも詐欺サイトを見ぬくことが重要です。
ここでは、詐欺サイトを見抜くコツについて解説します。
詐欺サイトとして掲載されているものをチェック
実際、ネットには詐欺サイトをまとめているサイトなどがあります。
まず、誘導されたら検索に引っかかるかチェックすべきでしょう。詐欺サイトの一部を紹介します。
- HOEx
- OKEXCOIN
- mobicoin
- Retrospect Chain
- DOBI Asset Exchange
- Fullbit
- KKCoin
- ZRLCOIN
- PKEX…など
これらサイトは詐欺サイトとして有名であり、多くはアジア系、中国系の美女などに誘導されることが多いといわれています。
こういったサイトに検索にヒットするようなサイトには、足を踏み入れないことが大切でしょう。
金融庁への登録がない
日本国として仮想通貨取引所が認定されていれば、その取引所は金融庁に登録されているはずです。
もちろん、海外のサイトで健全なサイトが登録されていないこともありますが、素人が信頼して取引したいのであれば金融庁へ登録されているのは基本中の基本といえるのではないでしょうか。
大手サイトに似ているだけ
詐欺サイトとはいえ、すでに存在する大手サイトをコピーしたようなサイトに誘導されることもあります。
仕様などがそっくりなので、日々仮想通貨投資をしている人でないと気がつかないかもしれません。
しかし、よく見ると文字がおかしかったり、各種サービスが使えないなど、いろいろな部分で問題があることがわかります。
見たことがあるサイトだったとしても、安易に信じないことをおすすめします。
仮想通貨の詐欺サイトに騙されないために
仮想通貨の詐欺サイトに騙されないためには、仮想通貨の知識がある無しにかかわらず、「うまい話はない」といったことを理解しておくべきです。
会ったこともない見ず知らずの外国人が、しかもネットのマッチングアプリでいきなり求婚してくること自体がおかしいと思ってください。
さらに、引く手数多の美男・美女であり、スペックも医師や軍人、実業家、令嬢、御曹司、大金持ちといった設定となっており、そんな人がなぜ一般人の日本人に声をかけてくるのでしょうか。
そして、次に投資への勧誘。
仮に絶対に儲かるのであればその人が一人でやっていればいいだけの話ですし、広めたいのであればセミナーを大々的に開けばよいだけ。
結婚資金を貯めるのであれば、アナタが一人で儲けてくださいというのが常識的でしょう。
映画や漫画、ドラマではいくらでも奇跡のロマンスはありますが、冷静になれば全てが茶番。
騙される前に、まず相手が常識的な人なのか、そこを吟味する能力を身につけるべきでしょう。
それでも仮想通貨詐欺に騙されたら？
それでも仮想通貨詐欺に騙された、騙されているかもしれない。
そんな時の対処法を下記にまとめました。
- 弁護士に相談するのがおすすめ
- 警察は民事不介入
- ほかの方法も解決は難しい
それぞれ解説します。
弁護士に相談するのがおすすめ
仮想通貨詐欺は法的手段を取らない限り、解決は難しいといわれています。
弁護士は法律問題の全てをカバーできることから、返金請求や裁判、二次被害防止にいたるまで幅広く活動することが可能です。
中でも、国際ロマンス詐欺や仮想通貨詐欺など、海外を拠点としている詐欺事件に強いのが横山法律事務所。
解決事例も豊富で、仮想通貨詐欺の完全解決を目指すことができます。
相談料は無料で、LINEにも対応。
仮想通貨詐欺に悩んでいる方は、今すぐ横山法律事務所に相談してみましょう。
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警察は民事不介入
相談先として警察を利用するのもひとつの手段です。
しかし、警察は民事不介入の原則があり、相手に返金請求ができません。
仮想通貨詐欺で完全解決を目指すのであれば、やはり弁護士がおすすめです。
ほかの方法も解決は難しい
弁護士ではなく、何でも屋や便利屋、探偵といった人たちに依頼する方もいるでしょう。
しかし、上記でも解説したように詐欺事件は法的に解決すべき事案です。
まとめ
海外を拠点とた仮想通貨詐欺など、返金要求ができるのは法律業務全般をカバーできる弁護士だけです。
海外を拠点にしているということは、例えば国をまたいで居場所を変化させていたり、各国の口座を利用しているなど素人や身辺調査レベルの対処法では手をつけることができません。
しかし、本記事で解説したように詐欺師が海外を拠点としていても、仮想通貨詐欺を暴き、返金することができます。
ぜひ、仮想通貨詐欺に悩んでいるのであれば横山法律事務所にいち早く相談してみてください。
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