若い女性を中心に人気のInstagram(インスタグラム)ですが、利用をしていると時折外国人がメッセンジャーを使ったDMがきます。
このDMはどのような目的のものなのか気になる方も多いと思うのですが、実際に詐欺の被害が続発しているのはご存知でしょうか。
このページでは、Instagram(インスタグラム)のメッセンジャーでのDMを使った詐欺の手口と、対応方法についてお伝えします。
目次
Instagram(インスタグラム)のメッセンジャーを利用したDMでの勧誘

Instagram(インスタグラム)を利用しているとよく勧誘がある人も多いのではないでしょうか。
その内容には次のようなものがあります。
フォローの挨拶
Instagram(インスタグラム)フォローをしてくれた、フォローを返してくれたようなつながりが出来たときに、同時にDMで挨拶をしてくる人がいます。
本来の使い方で特に問題視する必要はありません。
突然外部サイトへ誘導される
たとえば男性であれば、裸ないしこれに準ずるような格好の写真を掲載しているアカウントから、「凍結されるからこっちに登録してほしい」などと伝えられ、URLやQRコードがおくられてくることがあります。
また、せどりや副業などを教える、スマホ1台で稼げる、などで勧誘をしてくるものです。
当然ですが架空請求・ワンクリック詐欺などの被害に会うことが想定されるので、URLはクリックしない・QRコードは読み込まないということは当然です。
万が一誤ってクリックして、会員登録されたなどの画面に遷移したような場合でも、この時点では情報は何も握られてないと考えられるため、氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどの情報を相手に渡してはいけません。
パソコン・スマートフォンの調子がおかしい場合にはウイルスチェックなども怠らないようにしましょう。
外国人からのメッセージ
フォローをしてくる中で日本人と同じようにインスタグラムのメッセンジャーをつかって外国人がDMをしてくることがあります。
たどたどしい日本語で交流を図ってくるものもあれば、英語などでメッセージをしてくることもあります。
当初から何かの勧誘をしてくることは極めて稀で、最初は仲良くなりたいようなメッセージのやりとりに終始していることがあります。
ある程度仲良くなったり、極端なケースでは恋愛関係や結婚を意識させる関係を構築したあたりで、トラブルに見舞われたのでお金を送ってほしい・一緒にお金儲けをしたいので投資サイトに登録しないか?などと勧誘をしてきて、実際にお金を振り込むと相手と連絡がとれなくなることがあります。
このような、外国人を名乗る者が恋愛関係や結婚を意識させるような関係になって行う詐欺のことを、国際ロマンス詐欺と呼んでいます。
国際ロマンス詐欺は、恋人や結婚相手を探すマッチングアプリなどで問題になっているほか、世界中の人が使えるこれらのSNSを利用するものもあり、昨今被害の報告が非常に増えています。
Instagram(インスタグラム)で外国人からくるDMで詐欺にあわないためには

では、Instagram(インスタグラム)を利用していて、このような外国人からくるDMで詐欺の被害に合わいためにはどのような心構えが必要でしょうか。
そもそもInstagramのメッセンジャー・DMを使わない
そもそもInstagramのメッセンジャーでのDMを利用しない、利用する場合でもリアルに知っていたり、仕事などで必要なやりとりに制限するなどのルールを自分で作っておくと良いでしょう。
メッセンジャーを利用したDMが送られてきたからといって、必ずこれに応えなければならないという義務があるわけではありません。
掲載されている写真が素敵であったり、共通の好きなものがある場合には、投稿のコメント欄で交流をはかることも可能です。
そのため、DMは使っていない、DMは仕事関係やリアルの知り合いのみに限るなどのルールを設けておき、できればプロフィール欄に記載しておくと良いでしょう。(例:DM✕ など)。
メッセージのやりとりで様子を探る
例えば、「10歳まで日本にいた」というような、親日をアピールする外国人もいます。
このような場合、10歳までの子供でも知っているようなアニメのキャラクターなどの質問をしてみて、言っていることの辻褄があっているか確認をしてみましょう。
応えられずにしどろもどろになっているようであれば、最終的には詐欺を行なうと疑っておくべきです。
Instagram経由で詐欺にあったら早めに弁護士に相談
Instagramに限らず、外国人による国際ロマンス詐欺や投資詐欺のようなものの被害にあったときは、なるべく早い段階で弁護士に相談しましょう。
刑事事件なので警察に相談したいところなのですが、外国人が関わっているものは犯人検挙が難しいことから、「民事不介入」などを理由にまともに取り合ってもらえないことが多いです。
また、振り込み口座が国内のものの場合には、口座を凍結して中にある金銭から被害回復をすることができます。
海外の場合でも、その国の機関を通じて被害回復をすることができる場合があります。
いずれの場合でもスピード勝負なので、悩んでいる暇があれば早めに弁護士に相談しましょう。
まとめ
このページでは、Instagram(インスタグラム)を使って外国人がDMを送ってくる詐欺についてお伝えしました。
コロナ禍でSNSを利用する人が増えている中で、独身の男性や女性をターゲットにするものです。
怪しいDMは無視することを徹底するようにして、もし被害にすでにあっている場合には、早めに弁護士に相談しましょう。