2022年現在、コロナが全世界に広まってから2年あまりが経ちました。いわゆる「巣ごもり需要」が続いているわけですが、その中にあって国際ロマンス詐欺が急増しているようです。
ここでは国際ロマンス詐欺の具体例や詐欺の内容、対策方法などをご紹介しています。マッチングアプリやSNSの利用が多い方は、是非一度確認しておきましょう。
目次
国際ロマンス詐欺とは?具体例を確認!

国際ロマンス詐欺は新聞やWebメディアなどでも目にする機会の増えた詐欺です。また、急速に被害が増えた事で警察や国民生活センターでも注意喚起が行われています。まずは国際ロマンス詐欺の具体的な被害例をご紹介します。
①お金を送るための費用として43万円が騙し取られる

引用元:教えて!goo
こちらは「教えて!goo」内に投稿された国際ロマンス詐欺の事例です。被害者はアメリカ軍の兵士からFacebookでの友達申請を受け、連絡を取り合ううちにLINEのIDを教えてしまったようです。アメリカ軍を引退する際のお金をあなたにお金を贈りたいので、その費用として73万円を送るよう伝えられたそうです。最終的には43万円を送ってしまったとの事でしたが、なんとか警察による相手の口座凍結までこぎつけています。
②日本に来たいから金が必要と言われる

引用元:Yahoo!知恵袋
こちらは30代独人のロシア人女性と連絡を取り合っているうちに「国際ロマンス詐欺ではないか?」と疑っている事例です。連絡を取り合っているうちに1か月目で「愛している」と伝えられ、2か月目で「日本に行くための費用として90日間で90万円が必要」と伝えられたようです。実際の被害にこそあっていないようですが、被害者は要求された30万円を払うかどうかで悩んでいたようでした。
③プレゼントを贈りたいと住所を聞かれる

引用元:Yahoo!知恵袋
こちらはInstagramで知り合った相手からプレゼントを送りたいと言われた事例です。この方は既に住所を相手に知らせており、プレゼントも追跡番号付きで送られているようでした。アプリを入れて30万円を振り込んで欲しいと伝えられており、被害者は初めから国際ロマンス詐欺だと疑っているようです。プレゼントをもらえれば「お金さえ振り込まなければ」と住所を教えるパターンもあるようですが、非常に危険だと言えます。
国際ロマンス詐欺の主な特徴とは?

ここまででご紹介した国際ロマンス詐欺の事例は、比較的分かりやすい典型的なものでした。続いては国際ロマンス詐欺の主な特徴をチェックしてみましょう。
マッチングアプリやSNSを利用して知り合う
国際ロマンス詐欺は相手が外国人を名乗っている事が多く、知り合う場所はマッチングアプリやSNSが中心です。例えば今回の事例でご紹介したように「Facebookで知り合い、LINEのIDを聞かれる」というものから「Instagramで知り合う」というパターンもあります。
また、相手の素性が本当か判断しにくいマッチングアプリは以下のような知名度の高いものでも注意が必要です。
・ペアーズ
・タップル
・with
・ティンダー
・Omiai
相手は容姿端麗で地位のある職業
国際ロマンス詐欺の相手は、大抵が容姿端麗で地位のある職業についています。マッチングアプリやSNSで知り合った外国人が芸能人のような容姿を持っていたら、どうしても良い気持ちになってしまうものではないでしょうか。
また、「現役または退役した軍人」「会社の役職やモデル」など比較的地位のある職業についているパターンもあります。相手に社会的・金銭的な大きな魅力がある場合、まずは国際ロマンス詐欺だと疑ってみる事が必要です。
短期間で金銭を要求される
国際ロマンス詐欺最大の特徴は、知り合ってから1か月~3か月程度という短期間で金銭を要求される事です。3か月以上というパターンも無くはないですが、口コミ・評判を見る限りどちらかと言えば少数派のようです。
また、1か月~2か月で恋愛関係を示唆され、2か月~3か月でお金に困っていると言われるのも特徴的です。
国際ロマンス詐欺の典型的なパターンですが、金銭を要求されるまでには多くのメッセージのやり取りを行っています。このため相手に感情移入して、巧妙にお金を騙し取られるという方が多いようです。
国際ロマンス詐欺の対策方法をチェック

国際ロマンス詐欺の最終目標は「相手からお金を騙し取る事」にあると言えます。最後に国際ロマンス詐欺の対策方法を確認してみましょう。
お金を要求されたら詐欺だと疑う
国際ロマンス詐欺の最も基本的な対策はお金を要求されたら詐欺だと疑う事です。詐欺だと疑ったら、相手との連絡をストップしてしまえばそれ以上の被害は発生しません。
「せっかく良い人と知り合えたのに」と考える方もいるでしょうが、そもそもお金を要求された時点で正常な人間関係とは言えないのではないでしょうか。
相手に個人情報は教えない
国際ロマンス詐欺の相手に個人情報を教えないのも、当然対策としては有効です。特に「プレゼントを送りたい」と言われるパターンでは嬉しくて思わず疑ってしまう事を忘れてしまいがちです。
また、「詐欺でもお金さえ振り込まなければ」と考えるのも、個人情報を利用される可能性がある事から危険だと言えます。
お金を騙し取られたら早急に対策
未然に防いだという方がいる一方、国際ロマンス詐欺で金銭を騙し取られたという方も増えているようです。金銭を相手の口座に振り込んだ場合などは、事例でご紹介したように警察に相談する事で口座の凍結などは行ってくれるでしょう。
しかし、事例では被害額が返ってくるか分からないとされていますし、外国の口座に振り込んだ場合はそもそも口座凍結が難しいと言えます。「被害額を取り戻す」事を目的とするなら、最終的には国際ロマンス詐欺に強い弁護士に相談するのがベストだと言えます。
【まとめ】国際ロマンス詐欺の被害額を取り戻すなら弁護士への相談がベスト
マッチングアプリやSNSで外国人と知り合う国際ロマンス詐欺は、時に高額な金銭的被害を受けるがあります。このような場合、早急に弁護士に相談するのがベストです。
近年は、国際ロマンス詐欺の増加に合わせて横山法律事務所など、詐欺を専門とする法律事務所も増えています。このような法律事務所に早急に連絡すれば、被害金額を取り戻せる可能性も高くなるでしょう。
警察にとっては、国際ロマンス詐欺などは民事不介入の原則があり、もし対応してくれても返金される可能性はほとんどないでしょう。
さらに、被害にあったお金を高い確率で返還させる事ができるでしょう。特に、海外系の詐欺被害にも強い弁護士なら8割以上~満額での返還請求の可能性も高くなります。
国際ロマンス詐欺に強い弁護士に相談したいなら、まずは横山法律事務所がおすすめです。
少しでも怪しいと思ったら、詐欺被害に強い弁護士事務所はここがおすすめ!