国際ロマンス詐欺の犯人は中国人？真相に迫る

国際ロマンス詐欺の詐欺師は中国人という噂がありますが、多くの中国人が逮捕されているので間違いではありません。

しかし、実際には中国人だけではなく、さまざまな国籍の詐欺師が存在しています。

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国際ロマンス詐欺で詐欺師は中国人説が出る理由

国際ロマンス詐欺の詐欺師の国籍はさまざまなので、中国人ばかりとは限りません。

あまり中国人というイメージが大きくなってしまうと、中国人ではないから大丈夫と思い、騙されてしまうかもしれません。

なぜ国際ロマンス詐欺は中国人といわれるのか、ご紹介しましょう。

自称「中国人美女」の詐欺師が多いため

国際ロマンス詐欺では、名前も国籍も画像もすべてが架空の人物です。

多くの場合、アイコンなどに使われる画像はインターネット上で見つけた他人の画像の無断使用や、フリー画像を使用しています。そのため、中国人の名前を名乗り、中国人の画像を使用していますが、実際には中国人ではないという可能性も小さくありません。

なぜ中国人になりすます人が多いのかというと、中国人美女は日本人にウケが良く騙しやすいためです。日本人に限らず、多くの国で中国人美女は人気です。

ダミー会社は中国の住所を語ったものが多いため

国際ロマンス詐欺では、投資サイトに誘導する手口が増えてきています。

FXや仮想通貨など投資サイトを利用する際は、会社情報が掲載されているかどうかを確認が必要です。しかし、利用する人に怪しまれないために、中国に実在する住所を使用したダミー会社が多く存在しているため、実態や口コミを含めて調査するようにしましょう。

仮想通貨のイメージが定着しているため

仮想通貨といえば中国というイメージがあるために、詐欺のストーリーが怪しくならないよう中国人という設定にするケースが増えてきています。

仮想通貨で儲けた大富豪という設定だと、もっとも自然に感じられるのが中国人でしょう。

国際ロマンス詐欺の国別の特徴

国際ロマンス詐欺は中国人とは限らず、ほかの国にも多く存在します。

国ごとの特徴など、チェックしておいてください。

アフリカ系

国際ロマンス詐欺にはナイジェリア人が多い、ということを聞いたことがあるかもしれません。

近年ではナイジェリアに限らず、アフリカ系の詐欺が増えてきています。

東南アジア系

東南アジア系の詐欺師の大きな特徴は、日本に詳しい人が多いことです。

日本に住んだ経験がある人も多く、文化や地理、言葉を理解しているということは、詐欺をするうえで大きなメリットになります。

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国際ロマンス詐欺の被害に遭った場合の対処法

国際ロマンス詐欺の被害に遭った場合、詐欺師が中国人でもそのほかの国籍でも、対処の方法は同じです。

詐欺師の身元がわからないということもあり、泣き寝入りしてしまうケースも多いですが、正しく対処すれば返金してもらえる可能性もあります。

弁護士に相談する

詐欺被害だと、まず警察に相談する方が多いですが、加害者が外国にいる可能性が高いことや身元の特定ができていないなど、対応してもらえず被害届さえ受理されないことが多いです。

詐欺で騙し取られたお金の返金請求ができるのは、警察ではなく弁護士なのです。そのため、まずは弁護士への相談がおすすめです。

注意しなければならないことは、弁護士への相談といっても、どの弁護士でも良いというわけではありません。

詐欺案件はただでさえ難しいのですが、国際ロマンス詐欺の場合にはどこの国にいるのかさえ不明、ということも珍しくありません。

時間が経過すれば詐欺師に気づかれ、アカウントをすべて削除されてしまうと追うことがさらに難しくなってしまいます。

少しでも早い段階で、国際ロマンス詐欺に強い弁護士への相談が解決へのカギとなるでしょう。

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警察に相談する

警察は民事不介入なので、金銭トラブルの返金対応は警察はできません。

また、国際ロマンス詐欺では加害者である詐欺師の身元がわからないことが特徴です。名前も国籍など何もわからない状況では、証拠が少なく警察は動くことができないでしょう。

また、詐欺師が外国にいる可能性が高いことも警察が動けない理由のひとつで、日本はほとんどの国と犯人の身柄引き渡し条約を結んでいません。

条約を結んでいなければ、詐欺師の身元が特定できたところで日本の警察はどうすることもできないのです。

便利屋・探偵に依頼する

警察に対応してもらえないとなると、便利屋や探偵への依頼を検討する方もいらっしゃるでしょう

探偵だと身元調査は得意分野だと考えられますが、身元を特定できたとしても返金請求などの法的な手続きをとることができません。

便利屋や探偵に依頼して、詐欺師の身元を特定することができたとしても、返金請求をするには弁護士へ依頼しなければなりません。

まとめ

国際ロマンス詐欺は中国人とは限らないので、ほかの国の人にも警戒心を持つことが大切です。

国際ロマンス詐欺に詳しい弁護士であれば、知り合った状況やLINEなどのやり取りなどから、詐欺なのか本物の恋愛なのか判断できるケースもあります。

横山法律事務所は国際ロマンス詐欺に精通していて、実績も豊富です。

被害者の気持ちに寄り添った対応が好評なので、恥ずかしいから相談しにくい、弁護士に相談なんてなんだか大ごとになりそうなどと不安に思わず、気軽に相談してみてください。